ピラティスセラピスト資格

ピラティスセラピスト資格は、ピラティスを通じて健康的な生活が送れるようにアドバイスをするピラティスの専門家として活動できる知識・技能をしっかりと身に着けた方に認められる資格です。

ピラティスセラピストは、ピラティスのエクササイズだけでなく、日常生活の中でピラティスを取り入れる方法を提案し、ピラティスを通じて健康的な生活が送れるようにアドバイスを行います。

ピラティスは部分痩せするためのエクササイズ

ピラティスは、インナーマッスルを鍛えることで基礎代謝がアップし、痩せられる体を作ります。

特に次の部分の深層部の筋肉を意識し、細かく鍛えていきます。

• お腹周り、下半身
• 背中周り
• 肩甲骨周り
• 腰回り

そのため、部分痩せの効果もあります。

ピラティスの効果は部分痩せだけではなく、全身に作用します。

インナーマッスルを鍛えることで、美しいボディーラインを作り、姿勢を正しく矯正します。

骨盤のゆがみを矯正することで内臓を正しい位置へキープし、内臓の動きを活性化します。

深層部の筋肉を鍛えることで代謝が上がり、痩せられるような体を作っていきます。

ピラティスセラピストの仕事

ピラティスセラピストは、ピラティスのエクササイズだけでなく、ピラティスを取り入れた生活全般のアドバイスをし、セラピー（療法）として活用します。

人に合わせたピラティスを提案する

人が抱えている不調は様々です。

その人の抱えている不調や悩みをよく聞き、人それぞれに合ったピラティスを提案します。

さらに、その人の体のバランスをよく見て、体のバランスを整えるようなピラティスを探します。

そのためにも、人間の筋肉の付き方や骨格などを正しく知っておくと役に立つでしょう。

• リラックス
• ゆがみ改善
• けが防止
• ダイエット

このように、ピラティスをしたい理由は様々なので、目的に合わせたピラティスを見つけることも重要です。

ヨガなどもできると提案の幅が広がる

ヨガは主に修行が目的で精神面に作用します。ポーズをしながら集中することで、高いリラックス効果が得られ、静かに瞑想するとストレス解消にもつながります。

ピラティスは主にリハビリが目的なので、最適な筋肉の使い方を知るエクササイズです。

インナーマッスルを鍛え、体型や姿勢の矯正、けがの予防などに役立てられます。

ヨガは一つのポーズで止まり精神を集中しますが、ピラティスはポーズからポーズへと流れるように進みます。

ヨガとピラティスの目的は違いますが、心身を健やかな状態へと導くという点では共通しています。自分自身を見つめなおし、精神面へプラスの影響を与えます。

例えば、リラックスやストレス解消が目的でピラティスへ来た人には、ヨガのポーズを取り入れつつメニューを考案するなど、ヨガを知っていることで提案の幅も広がります。

リンパの流れも知っていれば理想的

ピラティスの前にリンパマッサージを行うと、体が温まり可動域が広がります。

また、ピラティスの後に行うと、筋肉の疲れの素である乳酸や活性酸素などを取り除いてくれます。

ピラティスを提案する時には、リンパマッサージも取り入れると、よりピラティスの効果を高められるようになっています。

また、日ごろからこのような体の不調があるかもしれません。

• 体がだるい
• 疲れが取れない
• むくみやすい

筋肉を鍛えることは、リンパの流れに影響します。リンパ液は、筋肉が伸び縮みすることで活発に流れます。

インナーマッスルを鍛えることで、深部にあるリンパ液の流れを活性化させるのです。

リンパ液の流れを良くするには、ピラティスの呼吸法も有効です。

深い胸式呼吸で横隔膜を刺激することで、深部のリンパ管を刺激しリンパ液の流れを良くします。

さらに下半身のむくみは、股関節が重要です。

股関節付近にはリンパ管があり、股関節の筋肉をほぐし柔軟に保つことで、リンパの流れや血流を良くし、むくみの改善につながります。

ピラティスセラピストはピラティスで健康を取り戻すアドバイザー

ピラティスセラピストは、ピラティスのエクササイズによって健康な生活を送るためのアドバイスを行う専門家です。

悩みを抱えている方の話をよく聞き、悩みに合ったピラティスの提案が求められます。

そのためには、ピラティスの深い知識はもちろん、体の知識やヨガの知識などがあるとより良い提案ができるピラティスセラピストになれるでしょう。