ドッグトレーニングアドバイザー資格は、家庭の犬のしつけについて基礎的な知識や、トレーニング手順など、確実に身に付けている事を証明する資格です。
犬のしつけにまつわる悩みは、多くの飼い主が抱えています。その問題を解決に導く、ドッグトレーナーは注目されている資格です。
この記事では、ドッグトレーニングアドバイザー資格で習得できる事などについて、少し詳しくまとめていきます。
より詳細な内容は公式サイトをご確認下さい。
犬の飼い主は、どのような事を犬にしつけたいと望んでいるのでしょうか?
犬のしつけとして代表的な方法を見ていきましょう。
ドッグトレーニングアドバイザー資格を学ぶことによって、飼い主からの要望にも応えられるようになります。
犬のしつけは人間の責任です。
犬をしつける前に、人間側にも学ばなければいけない事があります。
【1】犬の問題にしない
犬には高い学習能力があります。学ぶには教育が必要です。飼い主側に学ばせるだけの手腕がなければ、犬は学習できません。指導能力を磨く必要があるのです。
【2】しつけは愛犬を守る手段
無駄吠えで近隣に迷惑をかけたり、噛みつきなどで人や動物に危害を加えた場合、最悪の場合は保健所などに送られて、お別れをしなければなりません。
不幸な結果とならない為にも、トレーニングが必要なのです。
【3】叱ることと怒る事は違う
人間の子供もそうですが、感情的に怒っては恐怖しか与えません。ただ萎縮してしまうだけです。暴力などを振るうのはもっての他で、虐待に繋がってしまいます。
冷静に叱る事は、犬の為を思っての行為であり必要な事です。
犬に言葉は通じませんので、冷静に心を込めて叱る事が大切です。
【4】犬にはリーダーが必要
犬の祖先はオオカミです。オオカミは群れで暮らします。犬も群れで行動したがり、リーダーを求めます。
家庭犬にとってのリーダーは飼い主です。リーダーとして存在することによって、犬は後に続きます。
犬の生態を知り、個体による性格の違い、また犬種によっての生まれ持っての気質などを把握することによって、より良いトレーニングの近道になるでしょう。
グループ | 犬種 | 特徴 |
トイ | チワワ、パグ、ポメラニアン、シーズー、パピヨン、ペキニーズ等 | 大型犬をペットとして飼う為に小型に改良したものが多い。しかし、恐怖心や攻撃性が強い傾向がある。 |
スモールテリア | ヨークシャーテリア、ジャックラッセルテリア等 | 気が強く、独立心が強い。しつけが難しい犬種 |
ワーキング | グレートデン、グレートピレニーズ、シベリアンハスキー、セントバーナード、ボクサー、ゴールデン&ラブラドールレトリバー等 | 飼い主への愛着傾向が強く、訓練性が高い |
ドッグトレーニングアドバイザー資格を取得すると、自宅やカルチャーセンターなどで講師としての活動の道もひらけます。
ドッグトレーナーになりたいという方へ、様々なアドバイスと知識を伝えるやりがいのある仕事が可能になります。
ドッグトレーナーは人気の資格ですが、どのような人物が向いているのでしょうか?
犬と触れ合う時間が大半なので、犬が好きなのは大前提の事柄です。その気持ちがなければ、トレーナーは続けられません。
犬の行動や生態を知り、よく観察する事も大切です。
また、競技ドッグなど、アジリティの訓練などを必要とする場合もある為、体力や瞬発力などもある程度必要です。
飼い主からの相談を受けてから、トレーニングする事も多いので、コミュニケーション能力も求められます。
出勤・ミーティング
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預かっている犬のご飯や散歩などのお世話
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しつけ教室などの開催。接客対応。
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出張トレーニングまたは、店舗があればその場でのトレーニング
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事務作業、店舗があれば清掃など
この様に、トレーナー自身の根気強さや粘り強さ、忍耐力も必要となります。
ドッグトレーナーの仕事は、楽しい事ばかりではありません。しかし、それ以上に喜びややりがいもたくさんあります。
ドッグトレーニングアドバイザー資格を取得することによって、トレーナーを目指す方へ様々な知識を共有できるようになります。この記事を参考にして、是非目指してみては如何でしょうか。