犬のしつけインストラクター資格は、犬種や性格別によるしつけ、道具を用いたしつけ方法、様々な問題行動への対処法などの知識を有している事が認定されます。
様々な犬のトラブルを抱える飼い主の相談に乗れる、犬のしつけインストラクター資格取得で、身に付けられる事について、少し詳しくまとめています。
より詳細な内容は公式サイトをご覧下さい。
なぜ犬にしつけが必要なのでしょうか。
しつけとは家庭でペットとして迎えられる犬が、人間社会の中で飼い主と共に、幸せに楽しく暮らす為のマナーを学ぶ事です。
犬は本来、危険を察知すると吠えて仲間に知らせます。しかしそれを人間社会で行ってしまうと、問題行動となってしまうのです。
犬はそれが問題とは思いませんし、むしろ仲間である家族へ知らせようとしているのです。
飼い主も家族もマナーを学ぶことによって、その時犬に対してどう接するべきなのか対処できるのです。
犬の問題ではなく、しつけ方法を学んでいない飼い主にも問題があります。
犬のしつけインストラクター資格で学ぶことによって、しつけ方法を学びたいと望む飼い主の為に指導できるようになります。
犬には様々な犬種が存在しますが、それぞれに生まれ持った気質があります。
犬を迎える前に知る事で、飼いやすかったり、しつけしやすいといわれる犬種を選べるのです。
ジャパンケンネルクラブ(JKC)では、国際畜犬連盟(FCI)により公認された352犬種のうち、約200犬種を登録しています。
FCIでは、その性質や使役ごとに犬を10のグループに分けています。
グループ | 犬種 | |
1 | シープドッグ&キャトルドッグ(牧畜・牧羊犬) | 賢く、運動能力が高い。警戒心、判断力が高い |
2 | ピンシャー、シュナウザー、モロシアン・タイプ&スイスキャトルドッグ(使役犬) | 番犬向きで警戒心が強い。重い荷物を牽引する作業犬といった力の強い犬種。 |
3 | テリア(獣猟犬) | 優れた嗅覚、敏捷さがあり、闘争心や賢さもある。見た目が愛らしい家庭犬的な外観をしている。 |
4 | ダックスフンド(獣猟犬) | 明るくフレンドリーなので、家庭犬として人気だが、獣猟犬らしい頑固さがあり、運動能力が高い |
5 | スピッツ&プリミティブタイプ(スピッツタイプと原始タイプ) | 家庭犬として人気の犬種も多いが、警戒心が強く独立心が強い |
6 | セント・ハウンド(嗅覚獣猟犬) | 鋭い嗅覚で獲物を探し出し、ハンターに知らせる。大胆でスタミナと決断力がある性質 |
7 | ポインティング・ドッグ(鳥猟犬) | ハンターと仕事する犬の為、人間が大好きで協調性が高い |
8 | レトリーバー、フラッシングドッグ&ウォータードッグ(鳥猟犬) | 人間の指示を待ってから作業する犬種なので、人間が大好きで訓練性が高い |
9 | コンパニオン&トイ(家庭犬&愛玩犬) | 身体が小さい犬種がメイン。プライドが高く警戒心が強いのでしっかりとしたしつけが必要 |
10 | サイトハウンド(視覚獣猟犬) | 鋭い視覚、素早い反応と美しいボディラインにたくましい筋肉を持つ。 |
犬種の特徴がわかると、飼いやすさやしつけがしやすい犬は何か理解できます。
飼い主の目が届かない時に、悪さをして怪我をしたり、脱走してしまう事などもあります。
特に、飼い主の留守番時は事故が起こりやすいのです。
犬のしつけインストラクター資格を取得すると、自宅やカルチャーセンターなどで講師活動ができるようになります。
教える内容のポイントがいくつかあります。
どの様に過ごすのか、といったマナー面の知識も得ている為、指導ができます。
犬のしつけインストラクター資格を取得することによって、犬のトレーニングや様々な場面での対応策など、独学では学びきれない内容が習得できてしまいます。
今現在、ドッグカフェやペットショップなどで働かれている方にとっても、スキルアップする事間違いありません。
是非、資格取得を目指してみては如何でしょうか。