取得がゴールじゃない!

日曜大工士資格

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日曜大工士資格とは、日曜大工をする際に必要となる知識と技能を身に着けられる資格です。木材やタイルなどDIY用資材の種類と選定の仕方や壁紙の貼り替え方、テーブルや戸棚など家具の制作方法などを総合的に学びます。

日曜大工士資格は、日本デザインプランナー協会が主催する資格認定試験です。試験に関するより詳細の内容を知りたい方は、同協会の公式ホームページなどを参照ください。

大きい家具を作る時は騒音に注意

日曜大工士資格を取得することで、日曜大工に関する技能と知識が身に着けられますが、今回は、日曜大工の作業に関連して、実際の生活の中でDIYをするうえでの注意点について解説をします。

周辺住民とのトラブルを避けるための配慮や、制作した家具や設備を長期間便利にかつ安定して使用するためのポイントになります。

  • 騒音、振動の発生に注意

DIY作業の際には、騒音と振動が発生することを必ず配慮しないといけません。作業する本人が感じている以上に周辺への騒音・振動は大きく発生し、迷惑をかけてしまう可能性があります。

特にマンションなど集合住宅に住んでいる場合は、住まいの占有スペース建物でつながっているために、騒音・振動は建物全体に広がってしまいます。周辺住民とのトラブルにならないよう十分に気を付けましょう。

  • マンションでも比較的安心して使用できる工具
  1. 電動ドリル・電動ドライバー
  2. ノコギリ
  3. ジグソー

①電動ドリル・電動ドライバー

電動ドリルと電動ドライバーは、作動音が気になる印象ですが、実はそれほど大きな騒音は発生しません。最近の商品は、回転数を調整できるものがほとんどなので、低回転なら作動音はそれほど気にする必要はありません。

むしろ振動の方が注意するべきで、厚めのタオルなどをクッションとして使用して周囲への振動伝達を押さえる配慮をしましょう。電動ドリル・電動ドライバーと似ている工具にインパクトドライバーがありますが、相当な騒音が起こるので、使用は避けるべきです。

②ノコギリ

ノコギリは昔から木材を切断する工具として使用されています。ただ、ノコギリでの作業は大鋸屑(おがくず)がたくさん出るので、室内での作業は非現実的です。必然的にベランダでの作業とるので、深夜時間を避け、さらに長時間継続しての作業は控えましょう

③ジグソー

ジグソー電動鋸の一種で、短時間で木材をカットできます。作動音はあまり大きくありませんが、木材をカットする時の加工音はかなり大きくなります。大鋸屑もたくさん発生するので、ベランダにおいて短時間限定で使用する必要があります。

設置場所の湿気やホコリ対策も

せっかく制作した家具や設備は、きれいに長く使用したいところです。木材で作られた家具にダメージを与える二大要因といえば、湿気とホコリです。以下に基本的な対策を紹介するので、きれいな状態で長く家具を使用しましょう。

  • 結露はすぐにふき取り、発生させない努力を

密閉されている住まいでは、冬の寒い時期では結露が発生します。結露は住まいの中の湿気を保ってしまい、木材にダメージを及ぼしてしまいます。発生した結露は早めにふき取り、湿気の発生を抑えましょう。

  • 家具同士の隙間を作る

家具同士の配置も重要です。家具同士が完全にくっついていると、湿気の逃げ道が無くなってしまいます。住まいのスペースとも相談する必要がありますが、できるだけ家具同士のスペースを作り、風が通る隙間を作りましょう。

  • 掃除をする際には換気をする

掃除機などで掃除をすると、ゴミを取りながらも住まいに蓄積されたホコリをまき散らしていることになります。浮き上がったホコリが拡散しないように、窓を開けたり換気扇を強く稼働させたりして、ホコリを住まいから追い出す工夫をしましょう。

  • こまめに掃除をする

こまめに掃除をしてホコリを除去することは最低限必要です。近年は、ハンディモップやマイクロファイバークロスなど、きれいにホコリを吸着するグッズが販売されているので、常にホコリを除去できるよう、常備しておきましょう。

移動や再設置させやすいデザインを

制作した家具は、便利に末永く使用するためには、移動や再設置をしやすい工夫を施すとよいです。掃除がしやすく部屋の模様がえの際になどにも負担なく活用できます。

  • キャスターを付ける

テーブルの脚などにキャスターを付けると、移動が簡単で便利になります。最近は格安でキャスターが販売されています。もちろんストッパー付きの商品があるので、普段はきちんと固定しつつ、必要に応じて手軽に移動ができます。

  • 大型家具を移動させる器具も充実

最近は、大型家具も手軽に移動可能な器具が市販されていて便利です。ハンディリスターなどほとんど力を使わなくても家具を動かせる便利な道具があるので、模様替えを頻繁に行う方などに向いています。

歪み・湾曲を予防するために

木材は長時間経過すると、どんなに対策をとったとしても膨張や変形を起こしてしまいます。家具の歪みや湾曲を少しでも予防するためには、以下のような対策が考えられます。

①桟を取り付ける。

特に歪みや湾曲が大きく表れやすいのが、テーブルの天板など平面の木材です。テーブルの下に桟を2~3本取り付けると、歪みや湾曲を十分に抑えられます。

②幕板に取り付ける。

天板の下に幕板を取り付けると、天板の歪みや湾曲を効果的に抑えられます。幕板とは、天板の四方の大きさとぴったり合った枠のことです。天板と幕板をしっかりと固定することで効果を発揮します。

③箱状の台に取り付ける。

箱の形式の台に天板を取り付けると、天板自体の反り返りを防げます。箱状の土台を活用する際には、最初に土台とする箱型の土台を決めて、その大きさに合わせて天板を作って用意する段取りの方が効率的です。

④壁に取り付ける。

板を壁に固定して取り付ければ、反り返りは最大限に防止できます。壁に天板を固定する際には、角材を壁に取り付け、その上に天板を乗せて固定する必要があります。部屋の隅に取り付ける場合は比較的簡単に固定できるようになっており、小物置きやインテリア用グッズの飾り台として活用が可能です。

以上のことは、日曜大工士資格を取得する中で学べる内容です。

日曜大工は一生涯の趣味として楽しめ、なおかつ経済的に家具や住まいの設備を準備できてしまいます。興味のある方は、資格取得と合わせてDIYに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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